恐怖の受験報告書
知人の話です。
その人は子供の頃から好奇心がとても強く気になると、とことん調べなくては気がすまず、まわりの大人にも「なぜ?」を常に連発しては、うっとうしがられていたそうです。
そんな彼を小学校担任の先生はどうも良く思っていなかったようで、教室内でも露骨に嫌がらせ的な行為もあったようです。時代(昭和)や地域(九州のかた田舎)、高齢の男の教師(頑固系)だったことも影響があったのかもしれません。それとも単にウマが合わなかったというところでしょうか。
そんな彼も中学受験の時期になり、担任に報告書の作成をお願いしました。
元々、ご両親は担任の我が子に対する態度に疑問を持っていたようで、報告書を持ってきた時息子に開けてみるように言ったそうです。
子供ながらに躊躇したそうですが、
「何かあれば、子供が間違えて開けてしまったって言うから。」
と言う父の言葉に開けたそうです。
内容は……
白紙。
その後、父は血相を変え学校へ怒鳴り込みにいったのは言うまでもありません。
その少年は、その後どうなったでしょうか。
中学は通学圏内の私立中学に進み、高校は再度受験し「鹿児島ラサール」へ。
そして東京大学から今は某中央省庁の幹部候補です。
昔はそんな事もあったというお話しでした。
↓ 応援クリックお願いします。
にほんブログ村
それぞれの道へ2
公立中高一貫校へ入学しても、皆が6年間その学校にいるわけではありません。
後期(高校)へ進むタイミングで、毎年数名はここを去る生徒がいます。
親の海外転勤や不登校の末などが主です。
そんな中、娘の友達Aちゃんは自ら他校の受験を選び、見事に都立高校のトップ校Hに合格しました。
凄い! 偉い!
一貫校での生活の中、自分だけ受験に挑むことは並々ならぬ精神力がなければできないこと。
もしその受験に失敗しても、ここへは戻れません。
思えば入学式での生徒代表はAちゃんでした。
おそらくトップ合格だったと思われます。
更なる向上心と夢に向かって受験を決めたのでしょう。
娘も秋ごろからAちゃんの様子に「もしや」と思っていたそうです。
中だるみ真っ只中で、ぼ〜と日々を過ごしている我が子には、よいシゲキになったでしょう。
Aちゃん、目指せ外交官!絶対夢叶うよ!
↓ 応援クリックお願いします。
にほんブログ村
「翼の翼」
『翼の翼』読みました。
中学受験をリアルに描いた小説でした。
主人公の男の子(翼)の学年が上がり、受験が本格的になってから、周りの人々がちょっとずつおかしくなっていきます。中学受験経験者ならリアリティを感じる小説でしょう。
受験というのは、かなり精神的に追い込まれるものです。勉強だけでなく、それにも小学生は挑んでいきます。
まだ時期尚早であるのなら、今ではないのかもしれません。3年後に高校受験した方が成功する子も多々いますから。
保護者もそうです。当時精神的に追い込まれている方々を何人か見かけました。
自分は正常だと思っていましたが、はたから見たらそうでもなかったかもしれません。
情報収集に余念がなく、受験ブログをチェックすることは私もしていましたので、読んでいてあの頃の感覚が蘇り冷や汗が出ました。
ただこの小説では「私立中学校受験」でしたので、「公立中高一貫校受験」とは少し雰囲気が違うように感じます。
いえ、勝手にそう思っているだけかもしれませんが。
これから我が子が中学受験に挑む方も、その時期が過ぎた方も一度読んでみるとよいかもしれません。
↓ 応援クリックお願いします。
にほんブログ村
信じるものは救われる…2
親としては何もしてあげられなく、ただただヤキモキする日々が続きます。
あとは自分の子どもを信じましょう。
思えば、娘は受験時の模試で「A判定」を取ったことは一度もありませんでした。
それでも1月に入ってからは顔が変わっていました。やっとエンジンがかかったって感じです。
子どもの学力は直前まで伸びます。
やはり見守るしかないのです。
入試の当日、子どもを見送った後、ふと校門の銘板(学校の名称が記された部分)を見ると、朝日が筋状に当たり、美しく照らされていました。
これは幸運と、思わずスマホで写真を撮ったのですが、その後確認をして驚きました。
朝の光の筋だけでなく、半円形の虹の様なものまで写り、それは華やかな1枚となっていました。
これは特別な現象ではなく、簡易なカメラやスマホでの撮影時には、比較的よく起こる現象なのだそうです。
そうとは知りつつ合格発表までの不安な日々、幾度となくこの写真を眺めていました。
きっと吉報は来る、そう信じる事が大切なのです。
↓ 応援クリックお願いします。
にほんブログ村
信じるものは救われる…
昨年末、娘の学校で「音楽祭」(合唱)がありました。
前回の音楽祭は、学校として3年ぶりの開催であり、娘にとっては初めての音楽祭でした。
親としても中学生の合唱とはどんなものかと楽しみにしており、舞台上で歌う生徒たちの姿を見ただけで涙ぐんでしまいました。
今回は比較的落ち着いて見ていましたが、一つ気づいたことがあります。
各クラス2曲ずつ歌うのですが、「自分を信じる」という歌詞が多く見られたことです。
この時代に必要なのかもしれません。
受験生や親にとってこの時期、何かと不安だらけで押しつぶされそうになります。
でも真剣に取り組んだからこそ、不安は湧くものだと思うのです。
なんとなくやってみた受験やお試し受験、記念受験では、「不安」や「焦り」は起こりません。
ひたすら「自分を信じて」進む時なのです。
↓ 応援クリックお願いします。
にほんブログ村
それぞれの道へ
公立中高一貫校へ入学しても、全員がそこの高校へ進むわけではありません。
なんだか成績が怪しい人には、すでに1年生終盤に「警告」が出され、面談が始まります。
長期休暇中は毎回補習があり、3年の夏休み中には毎週一度は8時から15時まで特別授業があります。
「旅行に行くから」などの理由で欠席は認められません。
学校側はなんとか入学した生徒に、そろって高校へ進学してほしいと願っているようです、
そんな中、少数ながらも自ら別の学校へ進む生徒もいます。
レベルの高い高校受験のため、学園祭や宿泊学習を欠席する生徒もいるようです。
ただし、その受験に失敗してもここへは戻れません。また、学校長推薦なども引き受けてはもらえません。
スポーツでは、その競技の有名校からお誘いがきている子もいるようです。
あとは芸能関係ですね。
「宝塚」へも過去数人行っているそうです。
某私立の中高一貫校では高校進学時、成績下位10%は進学させないそうです。
これは厳しいですね。
一貫校へ入ればそこで6年間……ではないのです。
↓ 応援クリックお願いします。
にほんブログ村